- いろう
- I
いろう【慰労】骨折りをねぎらうこと。 慰めいたわること。II
「~会」「奔走してくれた人々を~する」
いろう【綺ふ・弄ふ】(1)かかわり合う。 世話をやく。「例の忍ぶる道はいつとなく, ~・ひつかうまつる人なれば/源氏(松風)」
(2)干渉する。 口を出す。「文覚もとよりおそろしき聖にて, ~・ふまじき事に~・ひけり/平家 12」
(3)争う。 さからう。「いかで情を引くことあらんと思ひて深くも~・はず/読本・弓張月(前)」
(4)触れる。 さわる。 いじる。「下女中間にも~・はせず/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
→ いらう(綺)IIIいろう【色ふ・彩ふ・艶ふ】※一※ (動ハ四)色が美しくなる。 色が映える。「露に~・へるなでしこのはな/和泉式部集」
※二※ (動ハ下二)(1)いろどる。 彩色する。「濃く薄く~・へたる程めでたし/栄花(玉の台)」
(2)美しい色のものを取り合わせて飾る。IV「うるはしき瑠璃を~・へて/竹取」
いろう【遺漏】手落ちがあること。 もれること。 手ぬかり。V「万~なきよう努める」「其他~する所の書は追々之を館内に蒐集し/新聞雑誌 55」
いろう【遺老】(1)生き残っている老人。(2)先代の主君に仕えた旧臣。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.